iPhoneとandroidのGPSの精度を比較してみる

山に入るとき、GPSは持っていきます?

管理人は現状ではGPSは持っておらず、地図持参です。

 

GPSといえばガーミンですよね。

この記事を書いている段階でガーミンのトレッキング用のGPSは10種類以上ありました。

最近ではアウトドア用の時計にGPSが組み込まれており、地図やルート登録までできるものもありますよね。

ガーミン以外にもPro Trek smartはGoogle OSが入っていたり、suuntoもハイエンドモデルが登場しています。

1つあればお守りになるだけでなく、現在地の把握が容易だったり、ルートから外れることがなくなったり。

良いことではあるんですが、何せ高額。

精度の高いGPSは10万近くするし、GPS付きの時計も軽く10万越えです。

そんなこんなで、一時的に欲しくなって各社ホームページを眺めては買わず、を繰り返していたわけです。

 

ジオグラフィカを使用しています

管理人はスマホアプリのジオグラフィカを使用しています。

詳細はこちらからどうぞ。

ジオグラフィカ -スマホを登山用GPSにするアプリ-

過去のトラックデータの日付を確認してみたところ、一番古いものが2015年でしたので、5年くらい使用していました。

確か、ジオグラフィカの前身のDIY GSPの時から使用しています。(本当にお世話になっています!)

iPhone 5Sで長いこと使用しており、昨年スマホをGoogle Pixel3 XLに変更してからもSIMなしでGPSとして使用していました。

(そうなんです。SIMなしでもGPSは受信できるんです。この辺もジオグラフィカのホームページ内で解説されています。)

 

このアプリは基本は無料ですが、機能制限解除に960円かかりますが、開発者の方のためにもぜひ解除しましょう。

開発者の方が自ら山でテストされており、本当に信頼できるものだと思います。

 

iPhone 5SとPixel3 XLのGPS精度に違いはあるのか?

毎回iPhone 5Sを山に待って行っていたわけですが、

スマホ2台持っていくの面倒だな、iPhoneなんて普段使わないから山に行く前日に充電したり、面倒すぎる。

ということで、比較することにしました。

 

ちなみに、使用していたiPhone 5Sはこちら。

Pixel3 XLはこちら。

撮影のためにカバーを外しましたが、どちらもカバーをつけて比較しています。

 

八幡平バックカントリーで比較しました

2020年某日。

八幡平の源太ヶ岳までのルートを2台でログを取りました。

後で気が付いたのですが、iPhoneの現在地取得頻度を低く設定しておりました…

多少のずれがあると思っての比較です。

 

まずはiPhone 5Sです。

松川温泉の奥の樹海ライン、冬季ゲート前からスタートし、上倉沼の下に眺めながら高度を上げてピークへ。

東斜面を1本滑って上り返し、同じ東斜面をずらして滑ってそのまま来た道へ戻る。というルートです。

源太ヶ岳のピークが1,545mなので、最高高度1,548mをマークしているのは精度の高さの証拠です。

 

続いてPixel3 XLのトラックデータです。

現在地取得の頻度を普通にしていたので、iPhoneよりもトラックがなめらかです。

思い返してみると、こちらの方が当日の行動に近かったと思います。

ですが、iPhoneの現在地取得頻度は低く設定しておいたので、これだけでPixel 3XLが優れているとは言えず。

また最高高度は1,531mを表示しています。確実にピークまで行っていますので、少しずれがありました。

古いiPhoneとは言え、GPS性能はさすがです!

 

2つのトラックデータを重ねてみました

ジオグラフィカはトラックデータをいくつも同時に表示させることができます。

2つのトラックデータを重ねたものがこちらです。

現在地の取得頻度で滑らかさの差がありますが、管理人的には「差、なし!」です。

よって、これからはPixel3 XLのみで出かけようと思います。

 

モバイルバッテリーは必ず持っていく

GPSを稼働させていると、電池の消耗が激しくなるのはジオグラフィカも同様です。

以前、管理人が持って行っているモバイルバッテリーを紹介した記事がありますので、こちらから見てもらえると嬉しいです。

自分のスマホを1回分くらい充電できる容量で十分だと思います。

 

4時間半くらいのログ取得でPixel3 XLのバッテリーは20%くらいしか減りませんでした。

Pixel3 XLは筐体も大きく、容量多めの3,430mAhのバッテリーを搭載しています。

自分のスマホのバッテリー容量によるかと思いますが、恐らく3,000~5,000mAhくらいのモバイルバッテリーで十分だと思います。

 

もはや5,000mAhのモバイルバッテリーだと2,000円も掛からずに購入することができます。

まとめ

今回の比較で分かったことをまとめておきます。

  • iPhone 5SとPixel3 XLのGPS性能は、殆ど同じ
  • 高度表示ではiPhoneが有利

正直、細かい精度を求めるならiPhoneだと思います。

 

中古のiPhoneであれば、かなり安く買うこともできますし、GPS代わりとして購入するのもアリだなーなんて思いながら、これからはPixel3 XLを持っていくことにします。

(ちなみに、新品未使用のiPhone7だと、2万円くらいで購入可能な様です。)

それではまた次回!

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ABOUTこの記事をかいた人

岩手県在住の1986年生まれ。 大学の授業でスキーを体験。そこから雪の魅力に取りつかれて道具を揃い始める。ある日、スキー場のトップから山の中に入っていく集団を見つけて声をかけたことからバックカントリーも開始。スキーやバックカントリーに関する情報を発信しています。